2日午前、栃木県栃木市内の市道で、交差点を進行していた乗用車同士が出会い頭に衝突。被衝突側のクルマは対向車線側に押し出され、スピンしながら対向してきた原付バイクとも衝突した。この事故で原付バイクを運転していた女性が死亡している。
栃木県警・栃木署によると、事故が起きたのは2日の午前11時ごろ。栃木市箱森町付近の市道で、一時停止を示す点滅信号を無視して交差点に進入した乗用車と、交差道路を右方向から進行してきた別の乗用車が出会い頭に衝突した。
被衝突側のクルマは弾みでスピンし、そのまま対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた原付バイクとも衝突した。原付バイクは転倒。運転していた60歳の女性は路上に投げ出された際に頭部を強打し、収容先の病院で死亡している。被衝突側のクルマを運転していた30歳の男性にケガはなかった。
警察では一時停止を無視して進行してきたクルマを運転していた66歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。
現場は見通しの悪い交差点。調べに対して男は「カーナビの画面を見ていて、信号に気がつかなかった」などと供述しているようだ。