欧州のハッチバック市場に挑む三菱の『ギャランフォルティス スポーツバック』は、セダンがデビューした2007年8月から、1年3か月のときを経て登場している。
この間について同社商品開発統括部門の清水明善氏は、「当社がダイムラークライスラー社との資本提携を解消するのに重なって、ハッチバックの開発を一時中断していたときもあった」と振り返った。
「三菱の新型車を久しぶりに出すということで、世界的に見て、まずセダンを出さなきゃいけないという考えがあった。セダンとハッチバックを同時に出すには、お金も人もより多く投入しなければならない。さらに生産ラインを効率的にまわすためにも、デビュー時期をずらした」
「また、デザインについて二転三転したのも登場が遅くなった理由だ。コンセプトモデルの、あのスタイルのままでデビューさせたかったが、ややマイルドな感じに仕上げることでデビューさせることができた」