正面衝突で男児死亡、チャイルドシート不完全固定も一因か

自動車 社会 社会

12日午前、千葉県富里市内の市道を走行していた乗用車同士が正面衝突する事故が起きた。双方のクルマは中破。うち1台に同乗していた2歳の男児が死亡している。警察ではもう一方のクルマを運転していた55歳の男を飲酒運転の現行犯で逮捕している。

現場は車線区別の無い、幅員約5mの緩やかなカーブ。男児は衝突の衝撃で前進したチャイルドシートごとガラスに突っ込んだとみられており、警察ではシートの設置方法に問題があった可能性が高いとみて、装着状況を調べている。

千葉県警・成田署によると、事故が起きたのは12日の午前9時55分ごろ。富里市大和付近の市道を走行していた23歳女性の運転する乗用車に対し、対向してきた別の乗用車が正面衝突した。

双方のクルマは中破。女性が運転するクルマの助手席に設置されたチャイルドシートに同乗していた2歳の男児が頭部強打でまもなく死亡、運転していた女性も打撲などの軽傷を負った。対向車を運転していた55歳の男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、警察では自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。男児死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを進めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集