FIAが大幅なコスト削減に関してFOTAと合意に達した詳細を発表。FIAではこのプランによって現在の予算の3分の1にまで抑えたいとしている。
主な変更エリアはエンジン、シーズン中のテスト、スタッフ数。FIA案にFOTAが賛成したことで、来季からのスタンダードエンジン導入案は正式に見送られたとのこと。
この決定は、ホンダ撤退というアラートにFIAとFOTAが呼応した結果という見方もされている。
2009年に関する主な変更点
エンジン
■エンジンライフは2倍にする。各ドライバーはシーズン中最大で8基のエンジンが使用可で、そのほかにテストでは4基を使用することができる(計20基)。
■回転数の上限は1万8000回転。
■11月5日に可決された3レースで1エンジンのルールを施行。
■独立チームのエンジンコストは、2008年費用の約50%に。
テスト
■レースウィークエンドに予定されているテストを除き、シーズン中のテストは禁止。
ファクトリーでの活動
■所在地の法律を遵守し、ファクトリーを年に6週間閉鎖(休業)すること。
レースウィークエンド
■スポッターの必要性を排除するため、タイヤと燃料に関する情報を共有するなど様々な手段を用いて人員の削減を行うこと。