【ダカール09】三菱が参戦発表会…南米でもパリダカ

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2009年のダカールラリーは、1月3日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスをスタート。チリをまわったのち、1月18日にブエノスアイレスにゴールする行程で実施される。舞台がアフリカの大地を離れて南米に移っても、ダカールラリーはダカールラリーであり、通称は“パリダカ”……!?

なにはともあれ、この大会が世界最高のレベルと知名度を誇るラリーレイドであることは間違いない。三菱とフォルクスワーゲン(VW)が激しく総合優勝を争い、これにBMWが絡むことも予想される今回のダカールラリーは、総エントリー(二輪等含む)が500台を超える規模にまで膨らんだ。

「従来はヨーロッパの選手中心な面があったが、南米に移ったことでアメリカからも多くの選手が集まると思う」(増岡浩)

ルートは、ブエノスアイレスを出発してからまず南下。大西洋沿岸の観光地プエルト・マドゥリンで折り返して西進、アンデス山脈を越えてチリへ。太平洋沿岸まで到達しながら、北上。アタカマ砂漠を跨いで東進し、アルゼンチンに戻る。そして南下しながら最終的にブエノスアイレスに戻る環状コースで、総走行距離は9574km、競技区間5652kmが予定されている。

前半にはWRCのような高速コースもあるらしいが、「高速区間では大きな差がつきにくい。やはりテクニカルな区間、低速度域のコースが勝負どころになる」と増岡は読む。「休息日(10日、バルパライソ)の前後の長いステージが、勝負でしょう」とも。

そして従来の舞台アフリカとの最大の違いは、「3000m級の高地で戦うこと」だ。増岡ら三菱のドライバー&コ・ドライバーは、すでに高地訓練なども経験済みで、今月も欧州アルプスで最終の高地合宿をこなしてから南米入りする予定。もちろんエンジンについても、ベンチテスト等で空気の薄い高地対策を充分に練っている。

三菱にとって最大のライバルは、ディーゼルターボ車としての経験値では“先輩”にあたるVW(元WRCチャンピオンのカルロス・サインツらを起用)だ。

三菱は今回も増岡、ステファン・ペテランセル、リュック・アルファン、ホアン・ナニ・ロマという、不動の布陣で臨む。新井泉モータースポーツ部長は、彼らを「実績充分。まさに万全のメンバー」と評した。不確定要素の多い南米初開催だけに、最強の4クルーは頼もしいところだろう。

「砂の中にサボテンのトゲが埋まっているかもしれない。南米ではそういうことにも注意しないといけませんね」と語る増岡は、新天地での戦いにワクワクしているようだ。

《遠藤俊幸》

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