三菱重工業は、ターボチャージャーの増産に向けTBKグループと資本・業務提携することで合意したと発表した。
ターボチャージャーの需要が排ガス規制の強化やエンジンのダウンサイジングを背景に成長が見込まれることを踏まえ、三菱重工はターボチャージャー用部品の品質、納期、コストなどを考慮しつつ安定的に調達していくため、TBKグループとの関係を強化する。
三菱重工はTBKの普通株式134万1000株、発行済株式総数に対する割合4.6%を取得して資本提携を結ぶ。また、三菱重工のタイ国の子会社であるミツビシ・ターボチャージャー・アジア(MTA)がTBKのタイの子会社であるTBKK(タイランド)の株式5万1286株、発行済株式総数に対する割合2.5%を取得する。
提携により、TBKKタイは、MTA敷地内に分工場を設置し、MTA向けの部品を加工し、安定的に供給する。取引について業務提携を行い今後、両社事業の発展を図る方針だ。