ホンダが27日発表した10月の生産・販売実績によると、世界生産は前年同月比1.4%増の36万8245台となった。小幅増ながらすべての月次を通じて過去最高を記録した。
10月は世界市場の不調が表面化していたものの、北米では一部車種の品薄が解消されておらず、国内や北米での生産がプラスとなった。
北米は0.6%増の13万5264台とほぼ横ばいだが、すべての月次で最高だった。国内は4.6%増の12万6134台と、2か月連続でプラス。英国工場の減産に踏み切っていた欧州は17.2%減の2万1640台と大幅なマイナスとなった。
ホンダはこれまで欧米の一部工場だけの減産にとどめていたが、12月からは国内でも減産に入る。今年度では当初計画比で約14万台を減産する計画であり、当分の間は10月の世界生産を超えることはなさそうだ。