スズキ、静岡県と燃料電池セニアカーの実証実験を開始

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スズキは、2006年と2007年の「国際福祉機器展」に参考出品した燃料電池セニアカー『MIO』を静岡県にリースして、28日から共同で実証試験を実施すると発表した。

燃料電池セニアカーのMIOは、市販のハンドル型電動車いすスズキのセニアカーのバッテリーをダイレクトメタノール型燃料電池に置き換えたセニアカーで、使い勝手の良い液体燃料であるメタノールを使用、市販セニアカーのほぼ倍の60kgの航続距離を可能にした。現在スズキで高齢者用の福祉車両として実用化に向けた開発を行っている。
 
スズキは、今回の実証試験で、MIOに加えて、既販のセニアカー『ET4D』を同時に運行させ、燃料電池セニアカーの長・短所を評価することで、今後の改善につなげていく計画。
 
静岡県への試験車両の引渡し式は、28日に浜名湖ガーデンパーク(静岡県浜松市西区村櫛町)でスズキの津田紘社長と静岡県の川口副知事が出席して実施する予定で、引渡し後は、同パーク内の移動用として障害のある方や高齢者などへ貸し出す。

《レスポンス編集部》

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