パトカーに追われて線路を走る

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15日未明、岩手県金ケ崎町内のJR東北本線に、パトカーの追跡を受けていた乗用車が踏切から進入。線路内を走行して逃走する事件が起きた。クルマは約1.5km先にある別の踏切から脱出したが、安全確認のため寝台特急列車が足止めされる被害が出た。

岩手県警・水沢署によると、事件が起きたのは15日の午前2時10分ごろ。これより10分前の同日午前2時ごろ、奥州市内をパトロールしていた同署パトカーが、信号無視を行った乗用車を発見。停止を命じたが、クルマはこれを無視して逃走した。

パトカーはただちに追跡を開始。クルマは約10分に渡って逃走を続けたが、金ケ崎町三ケ尻付近のJR東北本線踏切(六原 - 金ケ崎駅間)から線路内に進入。上り線の線路上を南進していった。クルマは約1.5kmに渡って線路上を走り、別の踏切から脱出したとみられている。

警察から車両進入の連絡を受けたJR東日本では、現場に接近していた上り寝台特急列車(札幌発/上野行き)や貨物列車を現場の近隣駅で抑止。線路上の安全確認が取れるまでの約1時間30分に渡って一部区間が不通となった。

逃走車のナンバープレートは追跡中に確認しており、警察は16日までに奥州市内に在住する24歳の男を道路交通法違反(信号無視)の容疑で逮捕。過失往来危険容疑でも調べを進めている。

《石田真一》

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