伊藤忠テクノソリューションズは、トヨタ自動車系の関東自動車工業からサーバ・ストレージなどの全社システムでITインフラを共通化する「共通ITインフラ統合プロジェクト」を受注した。
関東自動車は、2006年8月に実施した本社機能移転に伴ってITシステムの統合を検討してきた。伊藤忠テクノでは、EMCジャパンとの協業で、2007年12月から2008年4月までフィージビリティスタディを実施した。
多角的に調査・検討を行なった結果、サーバ仮想化を始めディザスタリカバリ、ILMなどの技術を用いることで、大規模なインフラ基盤の統合が実現可能と判断した。
約100台のサーバをVMware社の仮想化技術を用いて集約・統合化するとともに、ストレージはEMC社の複数の機器を採用した。全社的なシステム統合とITインフラの共有化によりシステムの個別最適を解消し、TCO削減、サービスレベルの向上、運用管理の効率化など、多くの効果が期待できるとしている。