北米日産は10日、2009年1月11日に開幕するデトロイトモーターショーで新型商用車のスタディモデル、『NV2500コンセプト』を公開することを明らかにした。
日産は2008年4月8日、「2010年前半に北米のLCV(ライト・コマーシャル・ビークル)市場へ参入する」と発表。「総重量8t未満クラスに3モデルを順次投入する」と宣言した。今回、イメージスケッチが公表されたNV2500コンセプトは、そのうちの1台を示唆するモデルである。
フロントマスクは大型のグリルが特徴。日産の大型ピックアップトラック、『タイタン』を思わせるような力強い雰囲気だ。また、コンセプトカーはリアサイドに窓がないパネルバンスタイルを提案している。
北米日産は「NV2500は日産が過去に製作したコンセプトカーの中で最大サイズの1台」と説明。さらに、「商用車として高い使い勝手を実現している」と付け加えた。
生産は日産のSUV&ピックアップトラックの生産拠点、ミシシッピ州キャントン工場で実施。日産は2010年の生産開始までに、同工場に約121億円を投資して、設備を拡張する予定だ。