2日早朝、福島県鏡石町内にあるJR東北本線の踏切で、遮断機作動後に踏切内に進入してきた乗用車と、上り特急列車が衝突する事故が起きた。クルマは中破したが、運転していた73歳の男性と、列車の乗客乗員約200人にケガはなかった。
福島県警・須賀川署によると、事故が起きたのは2日の午前6時55分ごろ。鏡石町本町付近にあるJR東北本線の踏切で、遮断機や警報機が作動した後に乗用車が進入。通過中の上り寝台特急列車(札幌発/上野行き、機関車を含めて12両編成)と衝突した。
列車の機関士は進入してくるクルマに気づいて急ブレーキを掛けたが、間に合わずに衝突。クルマは中破したものの、運転していた73歳の男性にケガはなく、列車の乗客乗員も無事だった。機関車のブレーキ系統に破損の疑いがあり、点検のため現場に約1時間30分間停車したため、上下11本の列車に影響が出ている。
警察では過失往来危険容疑でクルマを運転していた男性から事情を聞いてるが、調べに対しては「急いでいた」などと供述しているようだ。