コスモ石油は、千葉製油所で、6月19日に発生した海底埋設配管の海上浮上と、7月31日に発生した同配管から海上への油の漏えいの影響により、営業損失が発生すると発表した。
底埋設配管の海上浮上は、海底埋設配管の検査実施中の不具合により埋設配管部に窒素が侵入し、その浮力により配管が浮上した。また、海底埋設配管から海上への油の漏えいは、海底埋設配管の沈降作業中、配管に亀裂が生じ、そこから油が漏えいした。
漏えいした油の回収は8月1日に完了しており、現在抜本的な復旧作業を継続中で今年12月末頃に完了する見込み。
これらの事故で今期の損益への影響額は、不確定要素があるものの、原油搬入コストアップなどにより、現時点では77億円となると予想している。