いすゞ自動車は、北米全体の事業体制見直しの一環として、北米事業を統括する持株会社「いすゞノースアメリカ・コーポレーション」(INAC)を設立すると発表した。
また、同じく北米事業見直しの一環として、子会社であるいすゞモーターズ・アクセプタンス・コーポレーション(IMAC)は事業を清算し、解散する
現在いすゞグループの北米事業は、いすゞモーターズ・アメリカ(ISZA)、いすゞコマーシャル・トラック・オブ・アメリカ(ICTA)、いすゞマニュファクチャリング・サービス・オブ・アメリカ(IMSA)の3社が中心となって事業展開・運営しておりいすゞは各子会社に直接出資している。
今回、グループとして今後、北米市場で商用車、エンジン・コンポーネント事業に特化していく上で、現地オペレーションの効率化を目指し、事業体制を再構築することにした。
具体的には、ISZA、ICTA、IMSAの3社を傘下に置く持株会社INAC社を設立し、間接部門の共通業務をINACに集約し効率化を図るとともに、INACが現地事業を統括・管理する。
また、現在ISZAの100%子会社であるIMACは、1997年以来、北米での車両販売金融事業を行ってきたが、2001年以降は新規営業を停止して顧客に対する債権の管理・回収に限定しており、今回すべての債権の回収を終了したため、2009年1月に解散する。