三菱自動車の益子社長「中期経営計画を来年見直す」

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三菱自動車の益子社長「中期経営計画を来年見直す」
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三菱自動車は30日、08年度第2四半期決算を行った。その会見の席上、益子修社長は中期経営計画「ステップアップ2010」について、「12月末を超えた段階で、全体的に計画を見直していく」と述べた。

同社長によれば、経済成長を支える指標や経済を構成する要素がすべて不安定な状態にあり、こういう時期に見直すと正しい計画ができないというわけだ。

文字どおり先行きを見るのが難しい時期で、「欧米企業が決算期を終える12月末まで慎重に見極める必要がある」とし、そのうえで「為替や金利などの状況を見ながら、計画を見直していくのが理想的ではないかと考えている」

いずれにしても、世界経済の厳しい状況は2009年度も変わりなく、しばらく我慢の時期が続くとのことで、販売台数142万台、売上高2兆7600億円という目標を掲げた中期経営計画は大きな修正が余儀なくされそうだ。

《山田清志》

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