コスモ石油、セルロース系バイオマス開発会社に資本参加

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コスモ石油は、バイオマスに関する技術開発を事業内容とし、木材、稲わらなどのセルロース系バイオマスからの効率的なエタノール生産技術開発に注力しているバイオマテリアル・イン・東京に資本参加すると発表した。コスモ石油はバイオマテリアル社に40%出資、筆頭株主となる。

バイオマスエネルギーは、地球温暖化防止の点から、将来の輸送用燃料として重要な役割を担うものと期待されている。普及には、「食料との競合回避」が不可欠で、セルロース由来のエタノール製造技術開発が日米欧で精力的にすすめられている。

同社は、将来のエタノール製造事業参入を視野に入れ、セルロース系バイオマスからのエタノール技術開発を進めることは重要と判断、国内唯一の亜硫酸パルプ(SP)製造工場を持つ日本製紙ケミカルとのバイオマスエタノール製造に関する事業化調査を進めている。

SP蒸解廃液は、エタノールの原料となる糖類を大量に含有しており、実用的なセルロース由来のエタノール製造が期待できる。このためC5/C6糖の発酵菌の開発、糖化に関する研究に取り組んでいる。

今回、バイオマスに関する技術開発を事業内容とするバイオマテリアル社に出資することで、技術開発を加速する。

《レスポンス編集部》

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