高速料金大幅値下げも…衆院予算委で金子国交相

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金子一義国土交通相は6日の衆院予算委員会で、高速道路通行料金の引き下げについて「地方が先行するかも知れないが、全国の高速道路料金を大幅に引き下げていく方向で検討したい」と述べた。

園田博之自民党政調会長代理が、民主党が打ち出している高速道路無料化を取り上げ「無料化は、道路政策上も交通政策上もできない。値下げをもう少し考えたらどうか。恒常的に下げていく方向を考えるべきだ」と指摘したことに答弁した。

政府・与党が合意している2兆5000億円を高速道路料金値下げに充当する方針の具体化について、見解を示したものだ。

引き下げの財源について園田政調会長代理は「財政投融資特別会計の一部繰り入れでもよいのでは。道路会社は高い利子の借入金で高速道路を整備しており、借り換えが認められていない。これが値下げのひとつの考え方になる」と提案した。

財源について、金子国交相は7日の閣議後会見で「色々な提言が出てきたことはありがたいことだ。財源が決まるという前提で、地方先行で引き下げていきたい」と述べ、値下げ幅については「今年は約1400億円で夜間料金の引き下げ、休日日中の割引を実施したが、それを上回る規模の大きいものを念頭に答弁した」と述べ、さらなる料金引き下げに意欲を示した。

《レスポンス編集部》

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