BMW M社は、2008年の販売台数が前年の2007年実績を大幅に上回る見込みとなったと発表した。
自動車生産開始30周年を迎えるBMW M社の2008年の世界販売台数は、1月から8月末時点で1万6150台を超え、2007年通年の実績である1万6128台を8か月で上回った。BMW M社のルートヴィッヒ・ヴィリシュ会長は「2008年の好調な販売実績は、BMW Mモデルの独自性を示す証となった」とコメント。
今回の実績は新型『M3』が発売以来、好調な販売を続けていることが大きく寄与している。最高出力420psの高回転型V8エンジンを搭載したこのスポーツカーは、「M3クーペ」、「M3セダン」、「M3カブリオレ」の3バージョンを設定しており、今年8月単月の世界販売が1583台に達した。
また、同社では好調を維持するため、BMW M3にDrivelogicを搭載した「M DCT」を導入した。今後は3種モデルすべてについて、その外観の魅力をさらに高める革新装備の導入を予定している。
BMW M3セダンは、BMW独自のL字形リアライトを分割するとともに、バンパーとリアリッドに変更を施す。また、3つのモデルすべてに対して、新世代iDriveコントロールシステム、BMW ConnectedDriveを導入する(日本国内は未導入)。