【パリモーターショー08】日産の電気自動車 ニューヴ 発表

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日産自動車は10月2日、パリモーターショーで電気自動車のコンセプトモデル『NUVU』(ニューヴ)を発表した。全長3mという小型ボディに2+1のシート配置。環境に優しい近未来のシティコミューターの姿だ。

車名のNUVUとはNew View(新しい思考)からの造語。環境とアーバンライフスタイルに配慮した電気自動車(EV)のコンセプトカーだ。外観は日産のEVコンセプトカーで2007年のフランクフルトショーで公開された『ミキシム』、東京モーターショーで披露された『ピボ2』のエッセンスを取り入れながら、親しみやすいデザインでまとまめられた。

ボディサイズは全長3000×全幅1700×全高1550mm。ホイールベースは1980mm。ボディ後部にモーターを置き、後輪を駆動するRR方式としたことで、前輪の切れ角が大きく取れた。その結果、最小回転半径は3.7mと非常に優秀な取り回し性を実現。さらに、狭い都市部での駐車をサポートするリアビュー&パーキングモニターも装備している。

超斬新な室内はユニークな2+1シートのレイアウト。運転席の斜め後方に助手席を配置し、助手席前方に子供用シートを設けた。ほぼ全面を覆うガラスルーフは抜群の開放感だ。そのガラスルーフを支えるように、室内には樹木のような柱が立っている。日産はこの柱を「エネルギーツリー」と呼ぶ。天然素材やリサイクル素材も積極的に導入している。

モーター用の駆動電源には、日産が開発したリチウムイオンバッテリーを使用。バッテリーはシート下に収まる小型サイズだ。家庭用コンセントから充電でき、充電時間は220Vコンセントで3 - 4時間、急速充電器を使用すれば10 - 20分で完了する。

日産はモーターやバッテリーの詳細は公表していないが、「最高速度は120km/h、最大航続距離は125km」というから実用性は十分だ。さらに、ルーフには葉形の小型太陽電池を何個も組み込み、走行中でもわずかながら充電できるように配慮した。

日産はNUVUの考え方を応用した市販EVを2010年に日本や米国に投入予定。欧州など他の主要マーケットでも、2012年までの発売を目指している。市販モデルを考える上で、このNUVUにはたくさんのヒントが込められているようだ。

《森脇稔》

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