ホンダが発表した8月の四輪車生産・販売・輸出実績によると、世界生産台数は前年同月比4.8%減の29万5541台となり、2か月ぶりに前年割れとなった。
国内生産は、北米向けの輸出の低迷で同10.5%減の8万6264台と2ケタのマイナスとなった。
海外生産も、同2.3%減の20万9277台と2か月ぶりのマイナス。中国が同3.0%増、中国を含むアジアが同2.9%増と伸びて8月として過去最高となったほか、その他地域も24.0%増と大幅に増加したものの、主力の北米が同7.0%減と低迷、欧州も同5.0%減と落ち込んだ。
国内販売は、同6.2%増の3万9074台と順調で2か月連続でプラスとなった。『フィット』、『フリード』の販売が伸びているためで、軽自動車販売はマイナスだった。
輸出は、同28.2%減の4万5038台と大幅マイナスだった。4か月連続マイナスで、需要低迷が深刻化している北米向けが同42.6%減と半減近いマイナスだったため。欧州向けはやアジア向けは順調だった。