フォルクスワーゲンは9月8日、欧州で新型『ゴルフ』の新バージョン、「コレクターズエディション」を公開した。
新型には「トレンドライン」「コンフォートライン」「ハイライン」の3仕様が用意されるが、「コレクターズエディション」は洗練された大人の落ち着きを感じさせる点が特徴だ。
ボディカラーは「ムーンライトブルーパールエフェクト」。光の当たり方によって、濃紺にもブラックにも見える色合いだ。新型のグリルはブラックアウトされているが、コレクターズエディションはボディ同色にペイント。アルミホイールはオプションの18インチ「バンクーバー」を標準装備。専用の光沢仕上げが施される。
コレクターズエディションのハイライトは室内。シートは「IOWA」と呼ばれるブラウンの本革で、黒色のパイピングを施している。フォルクスワーゲンは「ハンドメイドのイタリア製革靴をイメージした」と説明する。また、ステアリングホイール、シフトノブ&ブーツ、ドアトリムもブラウンでコーディネート。
シートサイドにはフォルクスワーゲングループのデザイン統括責任者、ウォルター・デ・シルバ氏のイニシャル「WDS」の文字が刻まれる。サイドシルには、「コレクターズエディション」と書かれたスカッフプレートも装着される。
フォルクスワーゲンは「ゴルフ史上、最もエクスクルーシブな仕様」とコメント。コレクターズエディションは、現時点ではコンセプトカーだが、欧州で大ベストセラーのゴルフは、幅広い顧客のニーズに応える必要がある。市販されれば、大型サルーンからのダウンサイジング組などに好評を博しそうな仕様だ。