アリタリア再生にピアッジョ会長、エールフランスに「復縁」迫る

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アリタリア再生にピアッジョ会長、エールフランスに「復縁」迫る
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経営再建中のアリタリア航空を救済する新会社の概要が、26日イタリアで発表された。 新会社の名称はニューコ(Newco)。今年4月に誕生したベルルスコーニ政権のもと、イタリアの大手銀行インテーザ・サンパオロも参画して設立された。

役員は16名で、出資企業の中には、すでに高速道路会社アウトストラーデに出資しているベネトン・グループも含まれている。会長には、ベスパ・スクーターで知られる2輪メーカー・ピアッジョ(日本ではピアジオ)社会長のロベルト・コラニンノ氏が就任する。

ニューコ社はアリタリアの保有機材や従業員などをすべて引き継ぎ、運行路線も継承する。Alitaliaのブランドも維持する。

同社は、同じイタリア国内の航空会社エアワンと合併させることも検討する。さらに、昨年12月イタリア政府がアリタリアを売却する交渉を始めながらも決裂したエールフランス-KLMグループと、提携に関する交渉を開始することを明らかにしている。

いっぽうで、ニューコは正式発足後に6000 - 7000人規模の人員削減を行なうという情報もあり、それが事実となれば、ふたたび労働組合との対立が起きる可能性は高い。

そのうえ今年春、政府はアリタリアに対する融資3億ユーロの返済を年末まで猶予する政令を発効したが、その後どうするかは決まっていない。そのため、「間接的に国民の税金から支出したこちらを先に解決すべき」との声も野党有力政治家から上がっている。

アリタリア再生は、「フェニーチェ(不死鳥)計画」という名前のもと進められている。だが、完全に傷を癒して飛びたつには、まだしばらく時間がかかりそうだ。
《大矢アキオ》

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