三洋電機は、滋賀県大津市瀬田の滋賀事業場に建設を進めていたHIT太陽電池のモジュール化工場「ソーラー事業部・滋賀工場」が完成、稼動を開始したと発表した。
滋賀工場は当初40MWの生産能力で立ち上げ、今後、市場動向にあわせて生産能力の拡大を検討する。
同社は、HIT太陽電池セルの生産を二色の浜工場(大阪府貝塚市)と子会社の島根三洋電機の2拠点で行っている。一方、モジュール化は、国内が二色の浜工場、東京製作所の2拠点、海外がハンガリー工場、メキシコ・モンテレー工場の2拠点で行っている。今回、モジュール化工場の主要拠点として滋賀工場を新規に立ち上げることで、今後拡大が期待される国内市場向けとして対応していく。
滋賀新工場の建築面積は約7000平方mで、約20億円を投資した。