トヨタ自動車は5日、合弁で運営している南アフリカの持ち株会社「南アフリカトヨタ」を全額出資の子会社にすると発表した。合弁相手である南アのWesco社が保有する25%の株式を8月下旬までに取得することで意した。
南アフリカトヨタは、生産・販売を行う事業会社「南アフリカトヨタ自動車」の持ち株会社。南アからはアフリカ・欧州への輸出も拡充しており、完全子会社化によってグローバル拠点としての育成を強化する。
トヨタは南アで『カローラ』や『ハイラックス』などトラックを含む5車種を生産しており、昨年は同国で15万3000台を販売した。1980年以来28年連続でトップシェアを確保している。
2005年からはアフリカ諸国や欧州にハイラックスなどの輸出を開始。昨年10月以降はカローラの輸出も始めている。