【MAPPLEnavi登場】「自社媒体を活用したメディアミックス宣伝活動を」…キャンバスマップル マーケティング担当部長

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【MAPPLEnavi登場】「自社媒体を活用したメディアミックス宣伝活動を」…キャンバスマップル マーケティング担当部長
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紙地図のトップブランドである昭文社とその100%子会社キャンバスマップルが開発したカーナビゲーションエンジン、『MAPPLEnavi』。同社では現在、ユピテル製の『イエラ YPL430si』が登場したことを記念したキャンペーンを実施中だ。キャンバスマップル マーケティング部部長、苅谷育弘氏に今後の広報宣伝戦略について話を聞く。

PNDが地図やナビソフトから選ばれるように変えていきたい

----:6月中旬より、“MAPPLEnavi”(マップルナビ)搭載のユピテルのPND『イエラ YPL430si』が登場しました。できあがった製品を目の当たりにした感想をお聞かせ下さい。

苅谷:MAPPLEnaviという商品を世の中に出すことができて、とりあえずはほっとしています。ユピテルさんのイエラは、紙地図の市場で圧倒的なシェアを持つMAPPLEのテイストを忠実に再現した商品と思っています。

----:電源を入れると、起動画面にMAPPLEのロゴが出ますね。

苅谷:ユピテルさんにお願いして出るようにしてもらいました。

----:これまで昭文社ではカーナビ向けに地図を提供する場合は、いわば黒子のような形で関わってきましたが、今回の例では裏方ではなくMAPPLEというブランドを前面に出しましたね。

苅谷:今回の製品については、ハードウェアのユピテルと、ソフトウエアのMAPPLEとの協業として産み落とされたものです。現状は「ストラーダ」とか「ゴリラ」といったハードウェアメーカーのブランドで選ばれる傾向がありますが、それを地図やナビソフトから選ばれるように変えていきたいと思っています。紙地図で慣れ親しんだMAPPLEが入っているナビはこれだ、と。

----:キャンバスマップルとしては今後、MAPPLEnaviの独自のマーケティング戦略をすすめていくということでしょうか。

苅谷:ブランドをより広く浸透して価値を高められるようなキャンペーンは積極的におこなっていきたいですね。たとえば、インテル社は“intel inside”を謳って本来黒子であった自社CPUのブランド価値を高めました。MAPPLEnaviはこれからの昭文社グループの方向性を担っていく存在になりますから、慎重かつ大胆にアピールしていきたいです。

紙地図の『MAPPLE』を活用した宣伝戦略

----:プロモーションとしてはどのようなプランを考えていますか。

苅谷:まずは、自社媒体を活用した宣伝戦略を考えています。昭文社発行の雑誌や紙地図にMAPPLEnaviの紹介チラシを挟み込んで、紙地図やガイドのお客様にコマーシャルしていきます。また、Web地図サービスのマップルネットとの連携した形で、プレゼントキャンペーンも実施する予定です。昭文社のいろいろな強みをリンクさせていって、うまく相乗効果を出していこうと思います。これからMAPPLEnaviのPNDはどんどん増えていきます。それらを応援するためにも「MAPPLEが入っているPNDはこれだ!」というようにプロモーションをかけていきたいですね。

----:書店やコンビニシェアで圧倒している昭文社の紙地図媒体は、PND購入予備軍に対する格好のプロモーションツールになるわけですね。

苅谷:そうです。PNDメーカーにとってもMAPPLEnaviを選んでもらう理由のひとつになるはずです。

----:具体的なキャンペーンについて教えてください。

苅谷:8月リリースの電子地図ソフト『スーパーマップルデジタル』バージョン9の各地方版や、旅行ガイド『ことりっぷ』をプレゼントするMAPPLEnaviプレゼントキャンペーンを7月11日より始めました。昭文社のサイト(まっぷるnet http://cp.mapple.net/navi/)からお申し込みが可能です。スーパーマップルデジタル(SMD)は旅行前の計画が立てられる機能があります。旅行前はSMDで、いざ出発すればイエラのMAPPLEnaviで、という流れにしたいですね。

◆地図とUIの強みを訴求していく

----:アライアンス先は交渉中とのことですが、「MAPPLEnaviは採用したいけど、自社のブランドでやりたいから、MAPPLEnaviの名前を露出するのは控えたい」といった場合の対応は?

苅谷:これから先、そういう話は出てくるかもしれませんが、戦略上当面はMAPPLEの名前を出してくれるメーカーさんと協業したいと考えています。

----:では最後に、MAPPLEnavi採用計画も含めて、今後の予定を教えてください。

苅谷:現在、いろいろなハードメーカーさんにお話をさせていただいている状況でして、協業企業など詳しいことをお話しできる段階ではありません。ですが、実際にユピテルさんの商品が具体化したことで、メーカーなどとの話は断然スムーズになりました。

6月に、昭文社の見やすい地図づくりを評価されデザイン・エクセレント・カンパニー賞をいただきました。グッドデザイン賞を創設した日本産業デザイン振興会が創設した賞ですが、世の中的にもきれいな地図と感じてもらえている証拠と思います。MAPPLEnaviの特長である見やすさだけでなく、リニアで使いやすいスクロール、フリーワード検索、豊富なコンテンツなど、地図とUIの強みを訴求していければと思っています。

《聞き手:三浦和也》

《北島友和》

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