ユーシンが発表した2008年5月中間期の連結決算は、売上高は前年同期11.4%増の401億200万円と2ケタの増収となった。収益面でも営業利益は同210.3%増の26億3500万円だった。
自動車部門がこれまで業績の足を引っ張ってきたユーシン・タイランド、有信制造(中山)有限公司の赤字幅が大幅に縮小する一方で、グループあげての原価低減活動や合理化努力の効果があった。これに亜鉛価格の沈静化効果もあって大幅増益となった。産業機械部門もアジア・欧州向けの輸出が好調だったほか、住宅機器部門もOEM供給が好調だった。
経常利益が同90.9%増の23億5000万円、中間期純利益が同約3倍の14億3400万円と大幅増益となった。