8日に発売されたマツダ『ビアンテ』は、フロントからAピラーにかけての“アイライン”が他社ミニバンにはない強烈な個性を放っている。
同社国内営業本部商品ブランドマーケティング部商品戦略グループアシスタントマネージャーの島村肇氏は、あのアイラインが生まれた理由のひとつとして、ドライバーの前方視界について話してくれた。
「取り回しが良く運転しやすいミニバンにしたかった。ドライバーの斜め前の視界をきちんととろうということで、まずサイドの三角窓を大きくとった。フロントのスタイルは、その三角窓とデザインとを融合させた結果といっていい。絵が先にあったわけではなくて、優先させたい機能が先にあって、それをデザイナーが上手く処理してくれたという具合だ」
「ビアンテのライバルは、言うまでもなく、トヨタ『ヴォクシー』、日産『セレナ』、ホンダ『ステップワゴン』」と語る。
他社ライバル勢よりも使い勝手が良く、しかも個性的なデザインとなると、“人生初ミニバン”を手に入れようとしている若いユーザー層からの注目度は大きいかもしれない。