住友商事は、8月1日付でマダガスカル共和国に駐在員事務所を開設すると発表した。
住友商事はマダガスカル共和国で、2005年10月にニッケル鉱山開発プロジェクト(アンバトビープロジェクト)への参画を決定し、2010年の操業開始に向け、現地合弁事業に要員を派遣して準備を進めている。
今回、アンバトビープロジェクトおよびその周辺インフラ整備関連ビジネスだけでなく、資源・エネルギー、農業関連分野等の新規ビジネスの発掘・推進を図ることを目指して2003年3月から休止していたアンタナナリボ事務所の活動を再開する。
当初は派遣員1人を常駐させ、南アフリカ共和国のヨハネスブルグ支店と連携しながら、ビジネスを通じてマダガスカル国の経済発展に資する活動を加速する。
また、同社ではマダガスカル国の将来を担う人材の育成支援の一助として、2008年2月に教員養成学校に図書を寄贈するなどの幅広い活動を展開している。アンタナナリボ事務所開設により、こうした社会貢献を通じた支援についても充実させる。