積水化成品、台湾に高機能発泡樹脂の販売会社を設立

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積水化成品、台湾に高機能発泡樹脂の販売会社を設立
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積水化成品工業は、デジタル家電関連の梱包材として需要の伸びが見込まれる台湾での事業展開を強化するとともに、中国を含む東南アジアへのピオセラン原料の戦略的展開を目的とした販売会社を合弁で台湾に設立したと発表した。

合弁相手は迅達実業で、登録資本金額は300万NT$(約993万円)。積水化成品の海外販売会社としては、香港、タイの2社、上海、インドネシア、韓国に次ぐ7社目となる。

積水化成品が、世界展開を進めているピオセラン(ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体)は、自動車の部品やデジタル家電梱包材向けに日本をはじめ世界的に広く使用されている。従来から、台湾での事業では、関係会社の原聚化学工業がピオセラン原料の製造販売を行っているが、同地域の末端顧客へのピオセラン成形品供給を推進するため、販売会社を設立した。

特に台湾には液晶パネル・ディスプレイ関連分野で躍進している企業が多く、以前から顧客ターゲットとしており、これまで日本から拡販活動していた。設立した販売会社は、顧客の近くで事業を展開し、顧客対応のスピードアップや細かなニーズへの対応など「顧客密着」による拡販活動と情報収集力を強化する。

販売会社の設立に伴ってピオセラン成形品やその他の商材、梱包資材の設計提案を今までに増して速やかに提供できる体制を整えた。

《レスポンス編集部》

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