コスモ石油は、コーカーを中心とした重質油分解装置群一式を堺製油所に建設するための起工式を実施した。
装置群建設により、重油の需要減少など、今後の需要構造の変化に対応し、石油製品の継続的な安定供給を目指す。
新設する設備は、処理能力が日量2万5000バーレルの重質油熱分解装置(コーカー)、同じく2万5000バーレルの分解軽油水添脱硫装置、1万7000バーレルのナフサ水添脱硫装置。
これらの設備による生産能力は、ナフサが年産25万キロリットル、ジェット燃料が年産70万キロリットル、軽油が年産35万キロリットル、石油コークスが年産40万t。2010年4月から営業運転を開始する予定だ。