東洋ゴム工業は、9月1日から国内市販用タイヤの出荷価格を値上げすると発表した。
同社は、今年4月に値上げを実施したが、その後、天然ゴム価格も上昇を続け、さらに原油価格の記録的な高騰により、合成ゴム・カ−ボンブラックの石油化学系原材料も高騰を続けている。これら原料価格の上昇による影響を吸収するため、生産性の向上、コスト合理化活動に継続して取り組み、今後も努力を継続するが、企業努力のみでは吸収できないと判断、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げすることを決定した。
値上げ幅は乗用車用が5.0%、小型トラック用が5.5%、トラック・バス用が8.0%、建設車両用が10.0%、産業車両用が7.0%、チューブ、フラップが10.0%。