マツダ『ビアンテ』(8日発表)の全幅は1770mmと、3ナンバーサイズになった。Mクラスのトールミニバン市場でのライバル車は5ナンバーが主流だけに、思い切った仕様にした。
開発担当の金井誠太専務は、5ナンバーには「まったくこだわらなかった」と言う。Mクラスで「最大の車室サイズを確保」することと、「外観デザインを犠牲にしたくなかった」からだ。
トールミニバンのデザインは、制限が多い。しかし、金井専務は「ナンバーサイズに縛られることがなかったため、マツダらしい個性を追求できた」と語った。
また、チーフデザイナーの小泉巌氏は「自然界にある風や水の流れをモチーフに躍動感を表現した」と説明した。