気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2008年5月23日付
●原油高スパイラル:1バレル135ドル突破(読売・4面)
●米フォード減産継続へ(読売・9面)
●トヨタ「カイゼン」に残業代全額支給 スズキ、コマツも検討へ(朝日・13面)
●ワールドけいざい:韓国食い込む日本車(朝日・13面)
●ホンダ福井社長 NSX「アキュラ」旗艦車に(産経・8面)
●ホンダ「電気」バイク加速へ(東京・8面)
●トヨタ・松下、車電池2工場、年間100万台体制に、宮城に新拠点(日経・1面)
ひとくちコメント
23日のニューヨーク取引所の原油先物相場は時間外取引で1バレル=135.09ドルをつけ最高値を更新したという。20日には130ドルに急騰したが、わずか3日で5ドル以上も上昇したことになる。
きょうの各紙には「原油高」に対する日本経済の影響などを分析した記事を取り上げている。このうち、産経によると、東レの榊原定征社長が「原油価格を1バレル=200ドルを想定した事業計画に変更する」と表明するなど、想定を上回る急騰に企業が悲鳴を上げていることを報じている。
また、読売などは、レギュラーガソリンが6月には170円を突破する可能性があると伝えている。ガソリン税の暫定税率が復活した5月を超える大幅な値上げとなり、自動車ユーザーの家計を直撃するのは必至である。
編集部注……e燃費によるとレギュラーガソリンは153.1円/リットル(購入価格全国平均。23日11時00現在)。