ブリヂストンは20日、横浜工場敷地内に新設した化工品試験・開発センターの開所式を行った。
横浜工場では、化工品と呼ばれるゴムを原料とする工業用品やウレタンを主原料とする化成品やFRPなどの高分子技術を用いた産業用品を製造している。また、化工品技術センターなどの開発・研究施設も併設しており、同社の化工品事業のマザープラントとしての役割を果たしている。
今回完成した試験・開発センターは、化工品の試験・性能評価能力の向上、商品開発のスピードアップや拡大するユーザーからの要求に迅速な対応を図ることを目的に新設した。
また、新試験・開発センターは、同社商品である免震ゴムを配置した独特の構造になっており、震度7の地震にも耐えうる免震構造となっている。
さらに、建物の南壁面には、太陽電池用接着封止膜として同社のEVAフィルム(エチレン・ビニル・アセテートフィルム)を活用した太陽光発電パネルを設置し、最大64kWの発電が可能。太陽光発電は発電過程で全く排出物を出さないクリーンなシステムだ。