イタリアのスーパーカー、ランボルギーニが本格的にアメリカ市場に参入する。それに伴い、北米本社という形で現地法人を立ち上げることになり、ロサンゼルスの西、サンタモニカに本社が置かれることになった。
ランボルギーニ社がイタリア以外でこうしたオペレーションを運営するのは初めてのこと。しかし、2007年の実績を見ても、ランボルギーニが販売した2406台のうち北米市場が占めたのは実に41%。しかもそのうち3分の1がカリフォルニア州だという。カリフォルニア1州だけでイタリア、ドイツ国内の販売を上回る。
アメリカ本社を置くにあたり、ヨーロッパから近い東海岸にすべきという議論もあったが、このカリフォルニア市場の大きさが最終的な決め手になったという。
ランボルギーニ社では、「未来のトレンドはカリフォルニアにある」と、今後に自信をのぞかせた。カリフォルニア、特にサンタモニカにはVWのデザインセンターもあり、ヨーロピアンメーカーやアジアンメーカーの多くがここに最新のコンセプトカーデザインなどのスタジオを集中させている。
具体的な場所や建物などの詳細は未定だが、おしゃれなショールームを備えたアメリカ本社が近い将来ロサンゼルスに登場することになりそうだ。