ケーヒンが発表した2008年3月期連結決算は、売上高は前年同期比2.6%増の3392億円となり、過去最高となった。営業利益が同8.6%増の240億円となり増益だった。
ホンダ向けの二輪・汎用製品の販売が好調だったのが主因だ。
経常利益も売上げ増や原価低減効果で同4.6%増の244億円となった。しかし、当期純利益は同12.8%減の112億円と減益だった。
2009年3月期連結決算の業績見通しでは、売上高が同3.0%減の3291億円、営業利益が同18.4%減の196億円と減収減益になる見通し。モデルミックスの悪化や為替影響、欧州や日本での販売台数減を織り込んだため。経常利益は同17.8%減の201億円、当期純利益は同10.7%減の100億円にとどまる見通し。