日本自動車工業会が発表した3月の自動車輸出実績によると四輪車輸出実績は、前年同月比12.3%増の63万8384台となり、32か月連続でプラスとなった。
車種別の内訳は乗用車が同11.1%増の55万9150台と好調で、8か月連続プラスだった。トラックも同17.3%増の6万4379台と高い伸び率となり、10か月連続で前年を上回った。バスは同46.6%増の1万4855台となり、24か月連続でプラスとなった。
仕向け地別では、北米向けが4カ月ぶりにマイナスとなった。また、欧州向けはロシアや東欧向けが好調で同8.8%増だったが、このうち、EU向けが同8.8%減と落ち込んだ。ただ、同46.8%増となったアジア向けや同38.8%増となった大洋州向けが好調で、全体を引っ張った。
輸出金額は、車両分が123億9406万ドル、部品分が28億4772万ドルの総額152億4178万ドルとなり、前年同月と比べて16.4%増だった。