【スーパー耐久 第1戦】決勝…BMW Z4M クーペがシリーズ初勝利

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ

スーパー耐久シリーズの08年シーズンが開幕した。4月26 - 27日に鈴鹿サーキットで、第1戦「スーパー耐久・鈴鹿500km」が開催。27日の決勝で、STクラス1は28号車「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」(片岡龍也/吉田広樹組)が総合優勝した。

三菱『ランサーエボリューション』のIX対Xの対決となったSTクラス2は、37号車「シーケンシャル エンドレス アドバン ランサー」(和田久/大瀧賢治/HINOKI組)のIXが勝利している。

昨シーズンから予選などで一発の速さを見せていたBMW『Z4M クーペ』は、今年は2台体制。予選ではともに速さを見せ、50号車(ファリーク・ハイルマン/柳田真孝組)がポールを、28号車が3位を獲得した。07王者の1号車「ENDLESS ADVAN Z」(青木孝行/藤井誠暢組)は2位。同レースの予選は、A、B両ドライバーのタイムの合算で決まる仕組みで、ふたりそろって速くないと前に出られない点が特徴である。

フェアレディZ対Z4Mクーペのトップ争いが予想された決勝。スタートドライバーは、50号車が柳田、1号車が青木、28号車が片岡だ。レースがスタートすると、5週目に28号車がシケインで1号車をかわし、Z4Mクーペが1-2体制に持ち込む。50号車は最大のライバルを28号車と見たか、チームメイトの2位浮上の直後からペースを上げ、18周目には8秒近いマージンを築く。

しかし、19周目に待っていたのが、昨シーズン何度も柳田たちを苦しめたデフトラブル。ピットで交換作業を行うが、復帰はかなわなかった。一方28号車はノートラブルで周回を重ね、Z4M クーペでレースに臨むのは初めてという片岡・吉田のコンビが、同車に初勝利をもたらした。

STクラス3は、予選でクラストップ(総合6位)の333号車「エクセディH.I.S.イングスZ」(前嶋秀司/佐々木雅弘組)が優勝。STクラス4も予選でクラストップ(総合20位)の51号車「AGY ings インテグラ」(井尻薫/黒木英春/黒木健次組)が優勝を飾っている。

次回第2戦「ハイランド・スーパー耐久レース」は、5月17 - 18日に宮城県仙台ハイランドレースウェイで開催予定だ。

《デイビー日高》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集