スズキは24日、2008年3月期決算を発表した。その記者会見で鈴木修会長はインドでの自動車販売について触れ、「早く100万台にしなければいけない。来年ぐらいには達成したい」と述べた。
インドの自動車市場は現在急成長を続けており、2007年度(07年4月 - 08年3月)に初めて150万台を超え、前年同期比12.2%増という状況だ。そのなかで、スズキは約半分の71万台(前年同期比12.0%)を販売している。
もちろん業績への寄与度も大きく、マルチ・スズキは円ベースで5136億円の売り上げ、510億円の純利益を稼ぎ出している。しかも現在、フィアットから技術供与を受けたディーゼルエンジンを積んだ『スイフト』が好調とのことだ。
スズキは激戦が始まったインド市場で早く100万台を達成し、インドで盤石な体制を築こうというわけだ。