F1やGP2、フォーミュラニッポンなど、世界各国のブリヂストンのモータースポーツ活動で使われているブランドがポテンザだ。そのポテンザのストリート用スポーツタイヤとして中核を担っていた『RE-01R』の後継モデルとなる『RE-11』が発売された。
従来のRE-01Rは、サーキットでの本格的なスポーツ走行から街乗りまでカバーするハイパフォーマンスタイヤという位置づけだったが、RE-11もその方向性は変わっていない。
PSタイヤ開発第一部長の山岸直人さんは「RE-11はサーキットから街乗りまで、誰もが実感できる速さと楽しさを追求して開発を進めました。RE-01Rに対して構造やパターン、コンパウンドなどを大幅に改良し、グリップ力とコントロール性を向上させています」
「国産車ではスポーツモデルが減少していますが、昨年はスバル『インプレッサSTI』や三菱『ランサーエボリューションX』、ホンダ『シビックタイプR』などが新型を導入して市場は活性化しています。RE-11は、そのようなサーキットも楽しめるクルマに乗っている方におすすめしたいタイヤです」とコメント。
実際にRE-11を履いたスポーツモデルでサーキットを走ってみると、コースインしてすぐにタイヤの接地感が高まり、グリップレベルが向上していることが確認できる。RE-01Rでもグリップレベルはじゅうぶんに高かったが、RE-11はそれを超えるグリップ力とコントロール性を手に入れている。
今回のテスト車両はインプレッサSTIや日産『フェアレディZ』だったが、このようなハイパフォーマンスカーには最適のタイヤといえるだろう。とくに趣味でサーキットを走るような人にはおすすめだ。