純正オプションも取り込んでPNDマーケットを拡大…GARMIN 広報担当者に聞く

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6つのマーケットセグメントであらゆる顧客層をカバー

毎年1月にラスベガスで開催される世界最大級の家電見本市がInternationalCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)だ。北米におけるGPSマーケットで約50%分のシェアを得ているGARMINもこのイベントに出展した。GARMINが幅広い支持を獲得しているその理由について、広報部門を統括するシニア・メディア・リレーション・スペシャリスト、ジェイク・ジェイコブソン(Jake Jacobson)氏に聞いた。

----:全世界のGPSデバイスマーケット規模は4000万台以上と言われていますが、ここまで急成長を遂げている分野で、さらに競争の激しい北米マーケットで50%の高いシェアを保持している理由はどこにあるとお考えでしょうか。GARMINの商品展開と併せて、お聞かせください。

JJ:GARMINのラインナップを大きく分類すると、オートモーティブ/モーターサイクル(主にPND)、フィットネス、アウトドア、マリーン、アビエーション(航空機)、ワイヤレス(PCやスマートフォン)と6つの市場向けの商品展開をしており、すべての顧客層をカバーしています。

たとえば顧客層に分けて見てみると、ローティーンはアウトドア用のポータブルGPSでジオキャッシュ(後述)を楽しみますし、車を運転する多くの人々—ドライバーはPNDを利用します。また都市部で車を持たない方はフィットネスGPSを、ビジネスマンはPC/PDA用ユニットという具合です。それぞれのライフスタイルに合わせたワイドレンジの製品ラインナップがアメリカでシェアを占めている理由のひとつだと思います。

◆オプションナビとしてnuviシリーズのPNDをサプライ

Q:御社のPNDをビルトインしたカーオーディオや、スマートフォンへの対応、人気が高まりつつある高機能なフィットネスGPSなど、GARMINは新しいことに次々と挑戦していますが、最新のGARMIN製品、特にナビ関連のトピックスは何がありますか。

JJ:これまでライバル関係にあったメーカー純正ユニットに対してもnuviシリーズのPNDをディーラー純正オプションナビとしてボルボやニッサンの一部モデル向けにサプライを開始しました。専用フィッティングで新車購入時にディーラーで取り付けを行ったり、レトロフィットを用いて取り付けを行うことが可能になりました。

また、ポータブルのアウトドアタイプでは、“コロラド”シリーズ(日本未発売)を発売しました。ハンドヘルドタイプのアウトドアポータブルGPSユニットでは、グランドスピーク(Groundspeak)社との提携で“ジオ・キャッシング”(Geocaching)というアドベンチャーゲームを展開しています。これはGPSを用いた宝探しゲームで、公園などにコイン等目印になる「宝」を隠した場所の緯度経度をウェブサイトに明記し、ゲーム参加者が実際にハンドヘルドタイプのGPSユニットを使い、その場所を探し出すというものです。

◆コンテンツパートナーと組んで多彩な情報を提供

Q:CANALYS社による最新のリサーチによると、GARMIN社の2007年第2四半期(Q2)のGPSデバイス出荷台数は185万台という数字が出ています。TomTom社の180万台をわずかに上回ってトップシェアとなりました。世界のGPSマーケットでもトップの地位を得たGARMINですが、今後の展開についてはどうお考えでしょうか。

JJ:GARMINはハードウェアの供給だけでなく、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供するパートナーを通して、新しいサービスを提供します。ベーシックなGPSを求めるユーザーだけで無く、また単なるA地点からB地点への移動というのではなく、ドライブに必要な多彩な情報を提供できるユニットが必要になるという考えです。

たとえばカーナビの分野では“MSNダイレクト”と提携することにより、地域の天気予報、リアルタイム交通情報、映画の時間や、ガソリン価格などのインフォメーションを得ることが可能になりました。基本的なハード面の部分ではワイド画面や大画面化、音声認識に対応した新製品もディマンドが高い商品のひとつです。

《ケニー中嶋》

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