SUPER GT(スーパーGT)の2008シーズン第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が12 - 13日、岡山国際サーキットで開催される。
GT500クラスは、開幕戦で日産『GT-R』があまりにも速かったため、性能調整で全車ウェイトを50kg搭載することになった。
そのため、ニッサン陣営のエース車輌23号車XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)は、開幕戦優勝と予選2位の合計によるウェイトハンデ55kgもあり、一気に105kgも増すことに。22号車MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム/柳田真孝組)も、前戦で予選1位・決勝2位の40kgと合わせると90kg増。GT-Rは、岡山国際サーキットのような低速コーナーの多いサーキットを不得意とされているだけに、このハンデは大きいといえよう。
しかし、11日の練習走行1回目の時点では、12号車カルソニック IMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)がトップタイムをマーク。3番手には3号車YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)、4番手に重い22号車が着けており、GT-Rはさらに性能調整を受けそうなほど速さを発揮している。
そんなGT-R勢に待ったをかけそうなのが、ホンダ『NSX』勢。回り込むような低速コーナーの多い岡山国際サーキットはミッドシップが有利で、練習走行1回目ではチャンピオンマシンのARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)が2番手に着けている。そのほかトップ10をGT-R勢とNSX勢で分け合っており、両陣営がっぷり四つといった状態だ。
残るレクサス『SC430』勢はGT-RとNSXの間に割って入れず、かなり苦戦している様子である。
当日入場料金は、予選12日が3000円、決勝13日が6500円となっている。中学生以下は、保護者同伴に限り無料となっている。