メタンハイドレート層からメタンガスを産出 JOGMEC

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メタンハイドレート層からメタンガスを産出 JOGMEC
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石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、カナダ北西部のボーフォート海沿岸陸上地域で、永久凍土の地下約1100mに存在するメタンハイドレート層からメタンガスを産出する試験を実施したと発表した。

試験は、経済産業省が実施しているメタンハイドレート開発促進事業の一環で、同機構はこの産出試験に係る事業を経済産業省から受託し、カナダの天然資源省と共同研究の形で、カナダ北西準州のオーロラ・カレッジをオペレータとして実施した。

メタンハイドレート開発促進事業では、現在、地中の固体のメタンハイドレートからメタンガスを効率的に生産する方法を研究中で、同機構の前身である石油公団が同省を含む5か国の共同研究として同地区で「温水循環法」によるメタンガス生産を2002年に世界で初めて成功している。

今回の産出試験は、より効率的な生産が期待できる「減圧法」を2007年4月の産出試験に引き続き適用し、その効果を検証するのが目的。

試験では、約6日間の産出試験を行い、世界で初めて減圧法によりメタンハイドレートからメタンガスを連続的に生産することに成功した。これにより、生産手法として減圧法の有効性が確認できた。今後、得られたデータを解析し、詳細な評価を行う予定。

《レスポンス編集部》

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