気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年3月18日付
●日銀人事再提案せず、きょうにも提示、民主との調整難航(読売・1面)
●株終値も1200円割れ、円は下げ戻し97円台(読売・1面)
●ルパンの愛車50年ぶり全面改良(読売・10面)
●暫定税率期限切れなら、ガソリン求め客殺到、店頭価格混乱の恐れ(朝日・9面)
●道路を問う、後回し「孤立」の村(東京・1面)
●円高株安痛い日本 含み損トヨタ一兆円 新光総研試算(東京・9面)
●新日石、九州石油を合併 10月メド 元売りシェア3割(日経・1面)
ひとくちコメント
円高が加速し、12年7か月ぶりとなる1ドル=95円台に突入した。日経平均株価も1万2000円を割り込んだ。きょうの産経が1面トップで取り上げたほか、各紙も1面、経済面で「円高どこまで」(読売)という予測記事が目立つ。
日経は「自動車や電機など輸出企業を中心に2009年3月期の減益懸念が一段と強まっている」とし、「特に為替変動による影響度が大きい自動車では収益悪化が確実視されており、2ケタ減益の可能性もある」と報じている。
また、東京は新光総合研究所の調査結果を掲載。「トヨタ自動車の含み損が1兆円を超えていることが分かった」と伝えている。「90円切るのは確実」(榊原英資・早大教授)との予測もあり、このまま円高で推移すれば、輸出頼りの自動車メーカーなどの業績に深刻な影響が出る可能性も高い。