米経済誌フォーブスの電子版が、メーカー認定ユーズドカーについて分析、その値打ちなどからベスト、ワーストのユーズドカーのトップ5を発表した。
メーカーが責任を持って修理を行い、保証をつけたユーズドカーはCPO(Certified Pre-Owned)と呼ばれる。JDパワーの調査によるとCPOのセールスは2000年と比べて46%増加しており、昨年の販売総数は160万台、と新車販売の1割に迫る勢いとなっている。ユーザーにとって、新車と変わらないメーカー保証がつき、整備されたCPOはある意味で「新車よりもお買い得」感があり、今後も市場は拡大する、と見られている。
気になるトップ5だが、名前が挙げられたのはホンダ『アコード』、トヨタ『4ランナー』、アキュラ『TL』、スバル『インプレッサ』、レクサス『GS』とすべて日本ブランド。
一方のワースト5はサターン『リレー』、ジープ『グランドチェロキー』、ポンティアック『G6』、フォルクスワーゲン『ニュービートル』、メルセデスベンツ『Eクラス』だった。
ベスト、ワーストはエンジン、トランスミッション、ブレーキなど17か所の信頼性をもとにポイント制で割り出されたもの。過去3年間のコンシューマーレポートのデータなどを参考に、各年に5点を振り分け、15点満点で評価された。ベストに入る車は13点以上、ワーストは7点以下が基準となっている。ベストに選ばれたホンダアコードは15点と満点評価、一方サターンリレーとジープグランドチェロキーは3点だったという。
ただし『フォーブス』誌ではこれらはあくまで「目安」であり、例えばワーストに選ばれたポンティアックG6はユーズドにもかかわらず1日24時間のロードサイドアシスタンスが受けられる、などの特典もあり、ユーザー自身がリサーチして納得のいく買い物をするよう奨めている。