トヨタ自動車は、スイス、ジュネーブで開催される「第78回ジュネーブモーターショー」に超高効率パッケージカー『iQ』を出展した。
iQは、クルマづくりの既成概念を覆す超高効率パッケージによって、CO2排出量の削減を念頭に優れた燃費性能を追求するとともに、全長3m未満ながら大人3人が快適に座ることができ、さらに子供1人の乗車や荷物を置くことができるゆとりをもった室内空間を確保した。
全長2985mm×全幅1680mm×全高1500mmのコンパクトなボディに、2000mmのホイールベースを組み合わせ、タイヤを可能な限り四隅に配置するなど、トヨタのデザインフィロソフィ「VIBRANT CLARITY」に基づいた存在感のある独創的なスタイルとした。
超高効率パッケージは、新開発のトランスミッションにより、フロントタイヤをより前方へ配置することが可能となり、フロントオーバーハングを短縮したことやステアリング構造を変更すると同時に、ステアリングギアを上方配置することでエンジンルームのコンパクト化を実現したことなどで実現した。
加えて、燃料タンクをフラット化し床下へ移動することで、リヤオーバーハングを短縮、運転席・助手席のシートを薄型化することで、後部座席の足元スペースを拡大した。
iQは2008年中に日本での生産を開始する予定。