非接触給電ハイブリッドバス…EVとHVの制御適合の難しさ

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非接触給電ハイブリッドバス…EVとHVの制御適合の難しさ
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路面からの電磁誘導によって充電できる非接触給電ハイブリッドバスが、羽田空港内の無料連絡バスとして15日から2週間の限定で運行されている。乗車すると、運転席背面に乗客へ向けてさまざまな情報を伝えるマルチモニターが設置されているのがわかる。

乗客はこのモニターで、同バスがどんな状況で運転されているかを知ることができる。実際に乗ってみると、上り坂でアシストするためにディーゼルエンジン音が発生したり、下り坂で回生ブレーキが作動しモーター音が出たりと、忙しく状況が変わるのがわかる。それに追従してモニターが(微妙なタイムラグがあるが)知らせてくれるわけだ。

今回の試験的運行に照準を合わせて同バスを開発してきた日野自動車のHV開発部長兼商品企画部技術企画室主査・小幡篤臣氏は、「バッテリー、エンジン、モーター、給電システムなどの各コンポーネントができあがってからの“制御適合”、つまり電気自動車として走るEV走行と、ハイブリッド自動車として走るHV(定常)走行のチューニングにかなり時間がかかった」と、これまでの苦労点ももらしていた。

起伏も少なく交通量の変化もさほど激しくない、羽田空港内の短い区間での運行だが、開発者たちの声やモニターからの視覚的情報、床下からの駆動音などに気を配って同バスを試乗すると楽しいのでは。

《レスポンス編集部》

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