ブリヂストン、タイとマレーシアでシェルグループから販売網を買収

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ブリヂストンは、タイ孫会社であるブリヂストン・ホールディングス・タイランド(BSHT)が、シェル・グループとシェル・オートサーブ (タイランド)(SAT)の買収で合意したと発表した。

BSHTはブリヂストンの子会社であるタイ・ブリヂストンと現地パートナーの共同出資により設立した新会社。SATは首都バンコクを中心に、タイ国内にタイヤ販売やオイル交換などのカーメンテナンスサービスを行う「シェル・オートサーブ」を64店展開している。

また、マレーシア子会社のブリヂストン・タイヤ・セールス(マレーシア)(BSTM)も、マレーシアのシェル・オートサーブ8店の営業譲渡についてシェル・グループと合意した。さらに、BSHTとBSTMは、シェル・グループのオイル商品を引き続き販売、供給することについても合意した。

ブリヂストン・グループはこれまでも、直営店、フランチャイズ店あわせてタイで178店、マレーシアで201店の自社小売店網を展開し、タイヤ販売を主体とするカーメンテナンスサービスを展開している。今回の買収も、ブリヂストンチャネル戦略に沿った施策で、タイで64店、マレーシアで8店の店舗がブリヂストン・グループに加わることで、小売店網の拡充を図ることが可能となり、需要の伸長が見込まれるタイ、マレーシア両市場で質の高い販売を目指す。

ブリヂストン・グループでは2006年10月からSBU制(戦略的事業ユニット制)を導入し、市場や顧客に直接向き合い、そのニーズを早く的確に把握することで意思決定とアクションの迅速化を実現する体制を目指している。アジアでは、今回の販売体制の強化に加えて、タイ、インド、インドネシアの工場で増産や生産性の向上による供給力のアップを図っており、昨年10月に発表した中期経営計画の達成に向けて、迅速かつ戦略的なアプローチを継続する方針だ。

《レスポンス編集部》

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