【三菱 ランサーエボリューションX 解説】進化したフットワーク

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三菱『ランサーエボリューションX』のフットワークもまた、従来のランサーエボリューションに比べ進化のほどを感じさせてくれる。

ランサーエボリューションXからベースボディが『ギャランフォルティス』となり、ねじり剛性が40%、曲げ剛性が60%と大幅にボディ剛性が向上している。また、ボンネットだけではなく、ルーフやフェンダーにもアルミパネルを採用することで、重くなったボディを補うための軽量化が図られている。

サスペンションのダンパーは標準仕様ではKYB製となったが、オプションのハイパフォーマンスパッケージを選ぶと、ビルシュタイン製ダンパーやアイバッハ製スプリング、ブレンボ製2ピースブレーキディスク&キャリパー、専用開発されたアドバンA13タイヤが装備される。

技術開発本部の大内大さんは「ランサーエボリューションXの足まわりは、フロントがストラット、リヤがマルチリンクというのは共通ですが、ワイドトレッド化や18インチタイヤが採用されたことでレイアウトを一新しています」という。

「ランサーエボリューションXでは標準はKYB製のダンパーを採用していますが、こちらのほうもじゅうぶんにセッティングを煮詰めていますので、レベルの高い走りが体感できます」

事実、ランサーエボリューションXのシャシー性能は大幅な進化の度合いを感じさせてくれる。『エボIX』に比べタイヤの接地感が高まり、限界付近での挙動もマイルドに感じられるのだ。

オプションのハイパフォーマンスパッケージ装着車のほうが、タイヤのグリップ力が高まり、サスペンションもしなやかさがあるのは事実だが、大内さんのいうように標準仕様の足まわりも、意外なほどコントロールがしやすく、乗りやすかった。

ハイテクが満載されたランエボだとシャシー性能は影の存在になってしまうが、ランサーエボリューションXはサスペンションもキッチリと進化させている。

《岡島裕二》

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