新型『アテンザ』はボディサイズを拡大し、ホイールベースを延長したことで室内のパッケージングも進化している。後席は足もとの空間が13mm広がり、ラゲッジスペースも拡大されているのだ。
開発主査の梅下隆一さんは「新型アテンザはすべてのボディタイプで、9インチのゴルフバッグとシューズバッグが4個収まる容量を確保しています。また、ワゴンでは頻繁に使われる開口部周辺の横幅を拡大し、リヤゲートの開閉に合わせてトノカバーが自動的に折りたたまれる「カラクリトノボード」も新たに採用しました」という。
「ボディサイズは大きくなっていますが、前後のガラスエリアを大きく取ることで視認性を高め、車庫入れのときなども扱いやすい取りまわし性を実現しています。ステアリングの角度を立たせ、シフトレバーの位置もドライバー側に移動させるなど、運転のしやすさも追求しています」
実際に新型アテンザの室内はひろびろ感をアップし、ラゲッジも使いやすさを高めている。ボディサイズの拡大はマイナス面が多いのも確かだが、それを補うパッケージング面でのメリットも用意されている。